2015.07.03

第81回 日帰り観察会のご報告

きむらっちヘッド
6月6日(土)八王子城跡観察会
今年の八王子城跡では異変が起きていました。昨年同じ時期に観察会をしたときは、城跡への入り口付近にはすでに大勢の鳥ヤの皆さんがカメラを構えていて、近づきにくい雰囲気さえ漂っていましたが、今年はなんとゼロ。誰もいません。
珍しく早めに到着した私が、事務所の方に話を伺うと、今年はほんとに鳥がいなくて、カメラマンも例年に比べてとても少ないのだと教えてくれました。
そう言えば、あたりの森はシーンとして鳥の声もあまり聞こえないし、皆さんが到着する前からなんとなく今日の観察会のことが不安になってしまいます。
そんなことを考えているうちに、叶内先生と皆さんが到着。今回も20名以上の方が参加してくださいましたが、ちょっと驚いたのは、初めてお目にかかる方がかなり多かったことです。別のグループの方かと思いましたが、どうやらウチのグループの方のようです。HPを見てくださっているということでしょうか。
先生のごあいさつの後、さっそく入口の石段を降り、若々しい緑の葉をつけた木々の生い茂る小径を歩きながら、復元中の城壁の方へ進んでみます。
朝起きたときは、観察会はどうなるのかと思うほど芳しくなかったお天気も、徐々に回復し、青空まで見えるほどになってきていましたが、なにしろ全く鳥がいません。
あちこち歩いた後、山腹にある古道付近で休憩を兼ねて観察しているとようやくイカルやオオルリがちらほら現れてきました。その後、山側のすぐそばにある高い松の木にキビタキが来てさえずってくれましたが、どうにも見つかりません。叶内先生はじめ沢山の目で探しますが、キビタキがこれほど見つけられないとは・・・。さすがの先生も苦笑い。その後はサンコウチョウの声も聞こえ、川沿いの道の上で、その姿をとらえることもできたようです。私はついに見ることができませんでした。最後に真打ホトトギスが頭の上を飛んでくれて、終了とあいなりました。
八王子城跡まで、沢山の方にきていただいた割には、鳥果はイマイチといったところでした。