レッドデータブックの鳥(お試し読み)

2012.10.01

レッドデータブックとは、環境省が行った「絶滅のおそれのある種の現状を把握するための調査」をもとに、1991年に「日本の絶滅のおそれのある野生生物」を、日本で初めて取りまとめたものです。野生生物の生息状況は常に変化しており、その後、国内での見直しもありましたが、全世界レベルのレッドデータブックを編纂しているIUCN(国際自然保護連合)で、新たなカテゴリーが1994年に採択されて、リストの見直しが行われました。環境省でもこれを踏まえて、1995年からレッドリストの作成・公表、レッドデータブックの見直しが行われました。
 
ここでは、1998年に公表されたレッドリストから編纂された、最新の鳥類版レッドデータブック「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物鳥類 2002」(環境省編)に記載された137種・亜種から、私が勝手に選んで順次掲載します。レッドデータブックには「絶滅種」「野生絶滅種」も記載されていますが、当然のことながらは、これらの写真を私はほとんど持っていないので取り上げることができませんし、「絶滅危惧種」「準絶滅危惧種」の中でも写真がないものもあり、それらは後回しにします。また、「都道府県の鳥」で取り上げた種と重複するものは取り上げないつもりです。
 

絶滅危惧種 ハヤブサ(ハヤブサ科 ハヤブサ属)

 


学 名:Falco peregrinus
英 名:Peregrine Falcon
漢字名:
全 長:♂38~45cm ♀46~51cm
 
分布と時期:九州以北で留鳥または漂鳥として生息し、ほぼ全国に冬鳥としても生息する。
 
環 境:平地から山地の河川、海岸、湖沼、農耕地など、わりと開けた環境を好んで生活する。
 
行 動:繁殖期以外は1羽か番いで生活していて、群れることはない。羽ばたいて直線的に飛び、ときどき滑翔する。繁殖期の雄は獲物を捕り、雌やヒナに与える。非繁殖期は安全な場所で日中は休息し、特に朝夕に活発に行動する。
 
食べ物:主に小鳥を採食する。低空を飛んでいるものや、地上にいるものは驚かせて上空に飛び立たせ、それを追いかけて足で蹴るようにしてつかみ取る。群れて飛んでいるものをねらうときは、ねらった1羽を執拗に追い回し、群れから外れたところで捕らえる。いずれの方法も飛行スピードが速いので、狩りは上手い。
 
特 徴:雌雄ほぼ同色で、雄の方が雌よりも小さく、ハヤブサ髭と呼ばれる顔の模様は細い傾向がある。成鳥の胸にある縦斑は、雌は細く、雄は雌よりもさらに細い。背や肩羽、翼の上面などは、雄は一様に暗青灰色で、雌は全体に暗青灰色みが乏しくて褐色みのある羽が交ざるのが普通。幼鳥は上面全体が淡黒褐色で、各羽縁は白っぽく、腹部も白っぽくて淡黒褐色の縦斑がある。
 
叶内の印象:水辺近くで生活していることが多く、風が強ければ強いほど姿を現す傾向がある。羽ばたいて上空へ上昇し、後は羽ばたかずに帆翔しながらゆっくり移動して、急に翼をたたむようにして急降下することを繰り返す。とにかくカッコイイ。

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